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娘の妻にされました2

「なんだよ、今日も簡単な丼モノか。そんな事で俺の妻が務まると思ってるのか!」
男物の私服に着替えて食卓に着くなり、歩実は秋人を怒鳴りつけた。
「ご、ごめんなさい・・・あなた・・・まだ慣れ無くって・・・。」
「まったく、女の癖に全然料理ができないんだからな。」
それは以前歩実が秋人によく言われた言葉だった。
「それよりどうだ、ここの具合は・・・」
歩実はそう言って傍らに立ってお茶を注いでいる秋人の股間に触れた。
「ま、まだ・・・変な気分です・・・・。」
秋人は恥ずかしげに答える。彼のその部分には一ヶ月前までの膨らみは無かった。あの日、なんとか自分で車を運転して駆け込んだ病院で、医者から告げられたのは残酷な言葉だった。
「残念ですが手遅れです。切除するしかありません。」
その日の内に秋人は男性器を失った。

「それで覚悟はできたのか?・・・女になる。」
今の彼はいわば男性器を失っただけの性的不能名だけの状態だった。歩実は男性器のあった部分に女性器を作るように進言していたのだ。
「ま、まだそこまでは・・・。」
秋人は小さな声で答えた。ついこの間まで立派な男性だった彼が即答できる筈も無かった。
「なんだ、まだ自分の立場が分かってないらしいな。」
歩実はまるで男性の様に丼を左手で持ち上げ、右手に持った箸で掻き込みながら言った。
「もうお前は男には戻れないんだ。折角俺が嫁にもらってやると言っているのに、いい加減決断したらどうだ。」
秋人は正面に座って俯いているままだった。食事も喉を通る筈がなかった。
「よし、じゃあ俺がふんぎりをつけさせてやる。明日は二人で出かけるぞ。」
「えっ、でも・・・あゆむさん学校は・・・」
「そんなもん休めばいい。デートしてやると言っているのに不満か?」
秋人は青くなって言った。
「いいえ、滅相もございません。」


翌日。
「あ、あなた・・・本当にこんな格好で外に出るんですの?」
秋人が歩実に指定されて着せられたのは妻の若い頃の服、股下何センチかというスケスケの生地でできたキャミワンピだった。
「なんだ、不満なのか?似合ってるから心配するな。」
確かに色の白い秋人には、そのうっすらとしたピンク色のキャミワンピは似合っていた。全身の毛は毎日丁寧に剃らされているため体毛も見苦しくない。
しかしいくら華奢で女顔だといっても秋人はもう三十代なかばの男性だ。その十代の女の子向けの洋服を着て違和感が無い訳はなかった。
「こんな格好で・・・一体・・・・」
歩実に無理矢理外に連れ出された秋人は、まるで何も穿いていないかの様な下半身の頼りなさに恐怖さえ感じていた。

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