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娘の妻にされました4

「いつまで女みたいにメソメソ泣いているんだ!」
スカートの裾を押さえて、とうとう泣き出してしまった秋人を歩実が叱り付ける。
「はい、あなた・・・」
これ以上怒らせると歩実が何をするか分からないのはこれまでの経験で知っていた。秋人は目の涙を拭って立ち上がる。
「きちんと課長さんに挨拶するんだぞ。さんざんお世話になったんだからな。」
乗り慣れたエレベーターで娘に説教を受けるとは、ほんの一ヶ月前には夢にも思わなかった。秋人はめまいさえ感じる程の恥辱の中、営業部のある三階に下りた。
若い男性とキャミワンピ姿の女性という部内にありえない二人に廊下に立っていた社員は唖然とする。そのうち気を利かせた一人の女子社員が二人に近寄ってきた。
「どちらに御用ですか?」
「ほら、自分で用件をいいなさい!」
歩実が秋人の肩を叩いた。
「あ、あの・・・。」
女子社員は秋人の元部下だった。彼はくちごもりながらようやく言った。
「あの・・・や、山中課長様に・・・。」
言った途端女性の顔が曇る。声で正体が知れたのかも知れなかった。
「ひょ・・・ひょっとして・・・・。」
「はい、雪平です。」
歩実がこともなげに答えた。
「ほら、知り合いの方ならきちんと挨拶しなさい。」
「で、でも・・・」
もう秋人はパニック状態だった。それもそうだろう一ヶ月前まで部下だった女の子の前で、あられもない女装姿で立っているのだ。
「こいつが女として生まれ変わりたいと言うんでね。今日は退職の挨拶に来たんですよ・・・ほら、お世話になったお礼とお詫びを申し上げろ!」
「お、お詫び・・・ですか?」
「そうだ。『今まで男の振りして偉そうにしていて申し訳ありません。私は女になりますので、女性の先輩として私にいろいろと教育をお願いします。』ってな。」
「そ・・そんな・・・。」
二人のやりとりを見ていた女性社員は突然高らかに笑った。
「あはははっ。係長にそんな趣味があったなんて全くしらなかったわ。おまけにもう格好いい彼氏さんまで連れちゃって・・・隅におけないわね。もう処女は奪ってもらった?」
まさか歩実が娘だと思わない女子社員の卑猥な言葉に秋人は頬を染める。
「ふん、今までよくも偉そうに上司面をしてくれたわね。ほら、彼氏さんの言うとおり丁寧に謝りなさいよ!」
こうなっては秋人に逃げ場は無い。彼は死ぬ思いで口にした。
「あ・・・あの・・・今まで・・・偉そうにしてしまって・・・も、申し訳ありませんでした・・・。こ・・・これから・・・わ、私は・・・・お、女に・・・なりますので・・・よろしく・・・ご指導・・・下さいませ・・・。」
「ふーん、殊勝じゃないの。じゃあ早速教育してあげるわ!」
女性社員は秋人のスカートに腕を入れると、レースのついた白いショーツをずり下げた。
「うわっ!何もないじゃん!」
男性器も女性器も無い股間を見て、さすがに彼女は驚いた。
「そうなんですよ。さっさと女にしてもらえって僕は言ってるんですけどね・・・よし、このままの格好で課長に会いにいくか。」
あまりの事に放心状態で悲鳴さえ上げられなかった秋人は、膝にショーツを絡ませたノーパン姿の状態で秋人に営業部の廊下を行進させられる。先程のやりとりを見ていた男性社員から卑猥な声が漏れる。
「係長、丸出しのお尻可愛いよ!そんなに犯してほしいなら便所で犯ってやろうか!?」
まだ二十歳そこそこの部下の言葉にも秋人は黙って顔を染めるしかなかった。

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