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痴漢で目覚めた僕1

痴漢で目覚めた僕01

きっかけは満員電車だった。
その日、川原悠真は生まれて初めての満員電車に辟易していた。
「まさか東京のラッシュがこんなに凄いなんて・・・。」
悠真は呟いた。彼はとある地方都市から出てきたばかり。地元で評判の秀才だった彼は、念願かなって東京の有名高校に進学したのだった。都会での一人暮らしに不安が無い訳では無かったが、彼は一流高校へ進学して地元へ恩返しする道を選んだのだ。
「う、つぶされちゃうよ。。。」
しかし彼の決意は初日にして崩れかけていた。高校生にもなって150足らずの身長しかない悠真は大勢のサラリーマンやOLに囲まれ、どうにも動きがとれなかった。
「な、なに!?」
学校まであと3駅というところで彼はお尻に妙な感触を感じた。それは偶然触れただけとは思えないしなやかな手が彼の臀部をさすり続ける感触だった。
『や、やだ!』
彼はその醜悪な手から逃れようと必死に身体をくねらせる。しかし狭い車内では逃げるどころか、体を回転させることも出来ず、かえって彼自身が不審の目にさらされた。
『や、やめてっ!お願いだから・・・』
そうは思っても悠真はそれを口に出すことは出来なかった。怖いのはもちろんだが、男の癖に痴漢されたなどと、とても大声で言う勇気はなかったのだ。それを承知してか、それとも女の子と間違ってか、嫌らしい手は悠真の更に股間に伸びる。
『あっ!』
手が自分のペニスの下のやわらかい袋に触れる感触に悠真は足を震わせた。
『ねっ、分かった?僕男の子なんだよ・・・』
しかし手の動きは止まらない。明らかに手の所有者は悠真を男の子と知って痴漢をしているのだ。
『えっ、な、なんで!?』
男性でも痴漢される事がある都会の恐ろしさ等知らない悠真は恐怖に顔を強ばらせた。するともう一本の手が悠真の制服のズボンの股間に伸び、チャックを下ろさせる。
『ぼ・・・ぼく・・・男の子なのに痴漢されてるっ!』
あまりの恐ろしさに悠真は小便を漏らした。

それは、彼が丁度16歳の誕生日を迎えた日だった。

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