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痴漢で目覚めた僕2

「高校生にもなってお漏らししちゃって、悪い子ね。」
耳元で囁く声に悠真は驚いた。それは明らかに女性の声だったのだ。
「次の駅で一緒に降りるのよ。そうしないとあなたがお漏らししちゃったこと大声で叫んであげるからね。」
あろうことか痴漢は悠真に命令した。これではどちらが被害者か分からない。しかし気の弱い悠真はショックから立ち直れずに頷いた。
「は・・・はい。」

手を引かれて下ろされたのは学校の一つ前の駅だった。繋いだ手は悠真のおしっこで湿っている。その柔らかい手の持ち主は、きっちりとスーツを着こなしたまだ若い女性だった。
「どこへ連れて行くんですか・・・。僕学校にいかないと・・・。」
悠真は不安げに尋ねた。びちょびちょに濡れたズボンが気持ち悪く、靴の中にたまったおしっこが歩く度に恥ずかしい音を立てる。彼は指定鞄で必死にズボンの前を隠しながら彼女についていった。
「どっちにしてもその格好じゃいけないでしょ?
たしかに彼女の言うとおりだ。幼稚園児ならともかく、高校生がお漏らししたズボンで登校などすれば格好のイジメの的になるだろう。
「お漏らしさせたのは謝るわ。私のマンション近くだから、着替えさせてあげる。」
痴漢は悪びれもせず言った。どのみち今の格好で替えるのも大変だ。悠真は彼女に従うしか無かった。
「あなた渓聖の生徒でしょ?」
悠真はコクリと頷いた。
「そのエンジ系のジャケット目立つもんね。私その制服可愛いから大好きなの。」
もちろん彼女はその制服を着た可愛い男子生徒を狙って破廉恥行為に至ったのだろうが、彼女の表情には全く罪悪感が感じられなかった。

「さあ、遠慮無く入って。あっ、濡れた靴下は脱いでね。」
そこは若い女性が一人で住むには立派すぎるマンションだった。悠真だって年頃の男の子だ。若い女性の部屋に入るという初めての経験に彼はドキドキした。
「どうして、あんな事を・・・したんですか・・・。」
洗面所に案内された悠真は思いきって彼女に聞いた。
「どうしてって?・・・うーん、可愛い男の子が好きだからかな?」
痴漢はしれっとした顔で言った。

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